ひまわりブログ
*この記事は皆さんの知識と選択肢を増やすことが目的です。
最終的な判断はご自身でお願いします。
まいどひまわりブログです。
今回も前回に引き続き新NISAについて書いていきます。
新NISAをまだはっきり理解できていない方は前回の記事「これを読めば新NISAをすぐに始められる!新NISAを始める前に読んで欲しいブログ。」を読んでからこの記事を読む事をおすすめします!
新NISAは素晴らしい投資法ですが、やり方次第では本来得れる利益を失ってしまいます。
なので皆さんが落とし穴にはまってしまわないように「新NISAでやってはいけないこと」を5つ紹介していきます。
1.銀行で新NISA口座を開設
新NISA口座を開設できる場所は、銀行、証券会社、ネット証券などがありますが、それぞれ手数料や、商品数が全く違います。
それぞれの特徴をしっかりと理解してから口座を開設しましょう。
銀行で新NISA口座を開設するデメリット
・個別株式を購入できない
トヨタ株、テスラ株などの個別企業の株式は証券会社でしか扱っていないので、銀行で口座を開設してしまうとこれらの商品を買えません。
・投資信託商品も少ない
金融機関取扱い銘柄数
(証券会社)
SBI証券205本
楽天証券194本
松井証券190本
(銀行)
イオン銀行20本
三菱UFJ銀行12本
ゆうちょ銀行12本
※銘柄数は2023年9月1日時点のもの
取り扱い銘柄が少ないということはそれだけ投資の選択肢が少ないということです。
選択肢の多い証券会社で口座を開くようにしましょう。
・購入コストが高い
銀行には店舗の管理費、銀行員の給料など様々なコストがかかります。
従ってコストの分手数料が高くなるので銀行で口座を開くのはおすすめしません。
・ネットに比べ利便性に欠ける
売り買いする毎に担当者に電話するのなんてめんどくさいですよね。
ネット証券なら自分のタイミングで売買できるので気軽に投資することができます。
すでに銀行で口座を開設してしまった方も大丈夫です。
2023年10月から金融機関の変更ができるようになりました。
2.細かく売り買いを繰り返す
新NISAはインデックスファンドを長期的保有することで安定的な利益を出すやり方が王道です。

なので変に手を加えてしまうと逆に利益が減ってしまう事がほとんどです。
有名な投資の著書「敗者のゲーム」にこのような言葉があります。
S&P500指数のデータを使って過去75年間という長期間分析した結果を見ると、この間の株式リターンの大部分は、上昇率のベスト60ヵ月間(900ヵ月という長期間のわずか7%だが)に達成されているという。
もし私たちに、これがどの月かを見分けることができれば、その利益ははかり知れない。
しかし、それはまったく不可能なのだ。私たちが知りうるのは次のような、単純で、貴重な事実である。
すなわち、もし私たちがこのベストの上昇月を逃したら、まるまる二世代という長期間にわたって蓄積される利益のほとんどを失ってしまうということだ。
引用:敗者のゲーム
投資家はこの上昇する「稲妻が輝く瞬間」に必ず市場にいなければいけません。
この「稲妻が輝く瞬間」は誰にも読むことができないので一瞬を逃さないために常に市場にベットし続ける必要があります。
なので細かく売り買いすることはやめましょう。
3.リスクを恐れて分散投資しすぎる
つみたて投資とは一括で購入するのとは違い、時間分散によりリスクを分散できる投資です。
なのでわざわざ色んな銘柄や株を買いリスクを分散させる必要が無いのです。
さらに、米国株式だけに偏るのが怖いからリスク分散のためにオールカントリーも購入する方がたくさんいますが、実はオールカントリーの内訳を見ると60%が米国株なんです。
これでは米国株式の割合を減らすためにオールカントリーを購入したのに米国株式が増えてしまい逆効果になってしまいます。
なので下手に分散させようとすると逆に一カ国に偏ってしまうこともあるので、新NISAの特性上色んな銘柄を買おうとせずに一つに絞るのをおすすめします。
4.無理して毎月の投資額を増やす
無理して毎月生活費を圧迫するほどの金額を積み立てていると、大きな出費ができたときに積み立てを続けるのが困難になります。
コツコツが勝つコツです。
ここ大切なのでもう一度言います。
コツコツが勝つコツです。
また、暴落時に耐えられず底値で売却してしまうという事を防ぐためにも毎月無理せずにつみたてをしましょう。
毎月5万円投資しても10万円投資してもそこまで利益は変わりません。
なので自分の現在の生活も大切にしましょう。
5.家族最適化の視点を持たない
ここからは資金に余裕のある家族向けの税金上のオトクな話です。
知っておいて損はない情報なのでぜひ皆さんしっかり抑えておきましょう。
新NISA参加資格のある家族の人数分非課税投資枠が増えます。
なので、資金に余裕がある方はしっかり家族分の非課税投資枠を最大限利用することをおすすめします。
例1:「360万を親名義で30年間運営して利益を子供に相続する場合にかかる税金」
360万円を30年運用→含み益1248万円
1248万円×50%(相続税)=624万円
例2:「360万を先に子供に渡して子供名義で30年間積み立てた場合にかかる税金」
贈与税は110万円分無料なので
360万円−110万円=250万円
250万円×15%(贈与税)−10万円(控除額)
=27.5万円
なんとその差約600万円です。
新NISAで出た利益を家族に相続する場合、先に渡して家族名義で運用した方が圧倒的に税金が安くなるんです。
毎年110万円までは贈与税もかからないので、家に貯金がたくさんある家庭は是非家族最適化な投資をスタートする事をおすすめします。
まとめ
1800万円を30年間年5%の利回りで正しく運用したら8000万円になります。新NISAは素晴らしい制度です。
しかし、やり方次第では利益を失う事にもなります。
なのでしっかりポイントを押さえて新NISAをフル活用しましょう!
今日のポイント
・口座は大手ネット証券で開こう
・細かく売り買いしない
・リスクを恐れて分散投資しすぎない
・毎月の投資額は無理しない
・家族の分の新NISA枠を賢く活用する
今回の記事で紹介しました投資の必勝本
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読書は自分への投資です。この2000円が10年後、20年後何倍にもなって返ってきますよ!
それではまた次のブログでお会いしましょう!
